【自作PC】爆熱CPU i5-10400Fにサイズ虎徹MarkIIを載せてみた。【CPUクーラー】

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こんにちは!
ゆうまろほーむの住人「Yu」です。

先日、intel Core i5-10400Fを使った自作PCをご紹介しましたが、ベンチマークの温度で80℃を超えていたのが気になったので、サイズの虎徹MarkIIを取り付けてみました。

虎徹 MarkII について

サイズの虎徹 MarkIIは、言わずと知れたCPUクーラーの名器です。

2017年発売と比較的時間が経っていますが、今でもCPUクーラーの定番として売れ続けています。


冷却性能に関しては、DEEPCOOLのAS500や、noctuaのNH-D15が空冷最強クラスですが、虎徹の長所は何といっても高さ154mmというところだと思います。

最近でも、CPUクーラー160mm以下のPCケースが多いので、140mmファンを搭載した空冷クーラーは選択肢に入ってきません。

虎徹を模倣した商品も多数ありますが(虎徹を超える性能もある)、レビューの多さや定番化、入手のしやすさから虎徹を選ばれる方は多いかと思います。

前回ご紹介した自作PCの前に使用していたメインPCでも、虎徹MarkIIを使用していましたが、PCごと売ってしまったので、今回は知人に譲ってもらいました。

ベンチマーク結果と温度

前回同様、3つのベンチマークソフトを使用して、スコアと温度を計測してみました。

CPUのスペックは、以下の通りです。

  • CPU:intel Core i5-10400F
  • マザーボード:ASUS ROG STRIX B560-I GAMING
  • ビデオカード:ASUS TUF GAMING GTX1650 SUPER
  • メモリ:Team T-Force DELTA RGB TUF DDR4-3200 8GB×2
  • PCケース:IN WIN A1PLUS(電源付属:650W/GOLD)

CPUグリスには、私のお気に入りArcticのMX-4を使用しています。


温度測定は、CPUIDのHWMonitorを使用しています。

CineBench R23

スコアは、前回の「8,034」と誤差の範囲内でした。

温度に関しては、最高温度のコアでも67℃に留まり、前回の最大81℃から大幅に冷却できていることが分かります。

温度は下がったものの、スコアが変わらなかったので、リテールクーラーでもサーマルスロットリングは起きていないものと考えられます。

FF14 暁月の終焉

FF14ベンチも誤差範囲。

FF14はCPU使用率が低いため、もともとリテールクーラーでも十分でした。

CineBenchを動かしたときと比べると、冷却性能の差は感じにくくなっています。

FF15

相変わらず、GTX1650Superだと厳しいFF15。

FF15ベンチはCPU使用率がそこそこあるので、CPUクーラー換装の効果は実感できると思います。

リテールクーラーと虎徹MarkIIの温度比較

上記ベンチマーク時の最大温度について、リテールクーラーと虎徹MarkIIを使用したときで比較し、グラフにしてみました。
室温はいずれも26~28℃くらいで動かしています。

CineBench R23を動かしたときが最も差がついて、14℃も冷却性能の差が出ました

FF14ベンチは8℃しか差が出なかったですし、アイドル時に関してはリテールクーラーと虎徹で差がありませんでした。

お互いにアイドル時はそれほどファンも回らず、負荷をかけたときに差がつくような結果になりました。

温度以外にも、2,000RPMのリテールクーラーと1,200RPMの虎徹では、騒音レベルも結構変わるので、冷やせて静かということで改めて良いクーラーだなと認識しました。

虎徹のCPUクーラーをRGBファンに換えたりすることもできますが、付属のKAZE FLEXというファンが優秀なので、音が大きくなってしまったり、冷却性能が落ちてしまうかもしれません。
ヒートシンクとファンのどちらも優秀でバランスがとれているのが虎徹の魅力かもしれません。

さいごに

虎徹MarkII、リテールクーラーと比較して、音も静かになり温度も最大15℃近く下がったので非常に満足のいく結果になりました。

mini-ITXでエアフローがあまりよくないA1PLUSでこの結果ですので、ミドルタワーでしっかりエアフローを改善すればもっと冷えるかと思います。

余談ですが、A1PLUSに入れるときに、ケースぎりぎりでファンクリップを取り付けるのに死ぬほど苦労しました。

天板との隙間がなく、クリップは工具を駆使して無理やりつけました…。

もしこのケースを使用する場合は、あまりオススメできません。


それから、各所でも言われているとおり、インテルCPUのTDPはパワーリミット(PL)時のもので、i5-10400Fの場合、公称の65Wよりもっと発熱しますし、消費電力も約150W近くまで上がります。

現行のインテル10世代・11世代で自作する場合は、スペックに騙されず、有志のレビューや検証を読み漁ることをオススメします。

それでは!
ゆうまろほーむの住人「Yu」でした。

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