【自作PC】Cooler Master NR200 Micro-ATXも搭載可能 少し大きめのMini-ITXケースをレビュー【PCケース】

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こんにちは!
ゆうまろほーむの住人「Yu」です。

今回は、Cooler Master(クーラーマスター)のPCケース「MasterBox NR200」を購入したのでレビューしていきます。

スペック

まずはじめに本体スペックを以下の表でご紹介します。

サイズMini-ITX
カラーブラック、ホワイト
寸法高さ 292mm × 幅 185mm × 奥行 376mm
対応マザーボードMax 244mm × 226mm(Mini-ITX、Mini-DTX)
ドライブベイ3.5インチ × 1、2.5/3.5インチ × 1、2.5インチ ×2
対応ケースファン(トップ)120mm × 2、(リア)92mm × 1、
(ボトム)120mm × 2、(サイド)120/140mm ×2
対応ラジエータ(リア)92mm、(ボトム)120mm/240mm、
(サイド)120/140/240/280mm
ビデオカード長330mm
重量4.8kg
MaxterBox NR200 のスペック

MasterBox NR200 | Cooler Master 日本

https://www.coolermaster.com/jp/ja-jp/catalog/cases/mini-itx/masterbox-nr200/

また、仕様上では、Mini-ITXおよびMini-DTXのみの対応となっていますが、小型のMicro-ATXも搭載出来るようです。


写真で見る組み立て

続いて、写真で本製品を見ていきます。

今回は、以前ご紹介した「Raijintek Metis Plus」からのお引越しです。
マザーボードは小型のMicro-ATX「ASUS PRIME H310M-E R2.0」を使用しました。

このマザーボードの寸法は、185mm × 226mmです。
このPCケースの対応マザーボードサイズの範囲内に収まっています。

本体正面です。

NR200には、側面がガラスパネルになっているNR200Pというモデルがありますが、購入時はNR200が約7,000円、NR200Pが約11,000円ほどでした。
特に中を見たい構成ではなかったので、安い無印を選定しました。

剛性は非常に高く、重厚感もあります。

仕事がら多くのPCケースを触りますが、NZXTやThermaltake、SilverStoneなど売れ筋のメーカーは意外とペラペラです。In Win、Cooler Master、Lian Liなどは私が自作PCを始めた十数年前から質が高いです。

それから、オーディオジャックですが、4極端子対応となっているので、RazerのKrakenなど4極のヘッドセットがスプリッターなしで使用できるのは嬉しいポイントです。

本体裏面です。

電源は、ケース内にケーブルを延長するタイプです。
PCIeのブラケットは3スロット分、さらにライザーケーブルを使用してビデオカードを縦置きすることもできます。
ただし、ライザーケーブルはNR200Pにしか付属していませんし、このケースだと「魅せる」ことが出来ないので無くても問題ありません。

これはツールフリーで分解したところです。

ネジを取り外さなくても、基本的な部分はアクセスできます。あまり外しすぎると、グラグラになりますが、やろうと思えばほとんどの骨組みを解体できます。

Micro-ATXの「H310M-E R2.0」を搭載してみました。

すると、ピンヘッダの下で、PCケースのツメと干渉しているのが分かります。

ツメの受け側は、底面をはずしてから、横をつまむと取れる仕組みになっています。

他のレビューや口コミでは、小型のMicro-ATXが入るよ!という情報があったが、このツメをどう対処するかなかなか見つからなかったので苦戦しました。

では、気を取り直してマザーボードをパイルダーオンしました。

ピッタリとおさまりました。

次に電源ユニット(SFX-L)を搭載しました。

一見うまくいけたように見えますが、またトラブル発生。

電源ユニットのケースへ引っかけるツメの部分が、マザーボードに干渉して届いていません。
上記写真のマザーボードの端っこ部分の下に入り込んでいるツメですが、あと少し右の穴にはめなければいけません。

このケース、電源を2か所に取り付けることができ、前面側に取り付ければ余裕をもって搭載することが出来ました。

もともとMini-DTXの搭載は仕様に掲載されていたので、これも計算されているのでしょう。

それから、写真では分かりにくいですが、マザーボードをMicro-ATXにすると、ボトムのファンと干渉してしまうため、取り付け不可になります。

Mini-ITXのマザーボードは高価ですが、そこそこのビデオカードを載せるのであれば、ボトムファンを取り付け出来るように、Mini-ITXの使用をオススメします。


完成しました

Mini-ITXのケースですが、ケーブルのホールもしっかり設けられていたり、解体出来たりと比較的組みやすく感じました。

初めてのMini-ITX自作にオススメです。

これまでに使用した「InWin A1-PLUS」や「Raijintek Metis Plus」は作業スペースがかなり小さいので初めての自作では手を出さない方が良いと思いました。
しかし、組みあがった後のコンパクトさやギチギチ感はたまりませんね。

一つ不満があったのは、ケースファンやEPS12Vピンを裏配線していますが、裏配線スペースがあまりないので、ケーブルの厚みでサイドパネルが外れてしまうことです。

通常のケースであれば、ネジ止めするのである程度のケーブル厚みは押し込めますが、ツールフリーが仇となっています。
特に、今回使用しているSirius Loopのような、ファンコネクタとRGBコネクタの2本が出ているファンを使用するとすぐにケーブルの厚みが出てしまうので配線に注意が必要です。

SFX-L電源ユニットだとトップファンをつけられない可能性

ちなみに、上記写真はMini-ITXのマザーボード「ASUS ROG STRIX B560-I GAMING WIFI」で作り直した後の姿です。

そのため、ボトムにケースファンを搭載できています。

そして、Mini-ITXで組んだので、電源ユニットを前面側ではなくマザーボードに隣接する形にしてみました。

そうすると、トップファンが2個搭載できるはずが、電源ユニットと干渉してしまい、1個のみとなってしましました。
ビデオカードをシングルファン長にして、電源を下げることが出来るのでそうすれば行けそうです。それか、今回SFX-Lの電源を使用していますが、SFXであればいけるかもしれません。

ボトムファン2個、トップファン2個の構成にするときは、マザーボードはMini-ITXかつ、ビデオカードをシングルファンタイプにするか電源ユニットをSFXサイズにするようにしましょう。


良いところと悪いところ

それでは、さいごにまとめとして、良いところを悪いところを挙げていきます。

良いところ

  • Mini-ITXケースなのに組みやすい
  • ツールフリーでメンテナンスしやすい
  • 剛性が高い
  • 6000~7000円と安い(NR200の場合)
  • 一部Micro-ATXのマザーボードが入るから安く組める(縦226mmまで)

悪いところ

  • Mini-ITXのケースにしては大きく、特に奥行きがある
  • 裏配線スペースが狭い
  • ネジ止めではないため、サイドパネルがケーブルで押されて開いてしまう
  • Micro-ATXマザーを使うとボトムファンが入らない
  • SFX-L電源とデュアルファン以上のビデオカードを使うとレイアウトに制約が出来る

さいごに

アンダー1万円で購入できるケースとしてはかなり品質が高く、とても良い商品だと思いました。

前面以外の5面がメッシュになっているので、ファンを適切に設置すれば冷却性能も非常に高いのもプラスポイント。電源ユニットをサイドパネルに向けて設置すれば、フレッシュエアーが直接取り込めるのも良い設計だと思いました。

オススメのエアフローは、ボトム2個、トップ2個で上へ抜けるようにすること。
背面の92mmはCPUの排熱に利用すれば良いと思います。

それでは!
ゆうまろほーむの住人「Yu」でした。







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