こんにちは!ゆうまろほーむの住人「Yu」です。
ジャンク品で購入したマウス「xtrfy MZ1 Wireless」の修理をしたので備忘録です。
マウスとの出会い
出会いは、じゃんぱら秋葉原3号店で、チャタリングが発生するという理由のジャンク品を見つけたところから。
開封の儀
箱もしっかりついているし、見た目もそれほど汚くありませんでした。
付属品も恐らくすべてそろっていました。マウスにレシーバーを収納できないマウスだと紛失するパターンが多い中、すべて揃っているところから持ち主は几帳面だったのでしょう。
マニュアル類がヨレているので、なにかこぼしたように感じます。
ジャンクで安いから買ってみましたが、デバイスを展示しているお店で触った感じとしては全く手に合わないなという印象でした。非常に独特な形状で、つかみ持ち向けのマウスとなっています。
充電端子は、USB Type-Cで、付属のUSBケーブルはパラコード並みに柔らかいです。
ソールも綺麗で、ジャンクとは思えないほど状態は良かったです。
症状の確認
チャタリングはメインスイッチ左右と中央のオプションボタンの計3か所で起こっていました。じゃんぱらの商品説明どおり頻繁に起こっていることを確認しました。
実際に修理をしてみる
接点復活
まず行ったことは、分解してクイックドライクリーナーをスイッチの隙間から噴射したことです。
結果として、一時的に左右ボタンともチャタリングがピタリと止まりましたが、30分ほどして再発するようになったので、マイクロスイッチ交換が必要と判断しました。
スイッチ交換
メインスイッチに使われているのは、「Kailh製」でした。写真ではわかりにくいですが、内部のバネが沿っており、それが原因ではないかと推測します。
裏面は3ピンで半田付けされているので、オムロン製のマイクロスイッチが問題なく使えます。
一方で中央のオプションボタンは少し小型で、「Huano製」でした。接続は2ピンなのでメインスイッチとは互換性はありません。
部品の調達
マイクロスイッチについてはオンラインサイトやAmazonで販売もされていますが、せっかくなので秋葉原の電子部品屋さんへ行ってきました。
秋月電子、千石電商、マルツの3店舗すべてでオムロン製マイクロスイッチを発見しました。残念ながら小型の2ピン形状のマイクロスイッチはどこにもありませんでした。
PayPayが使えたことと、種類が一番多かったことから千石電商で3種類のマイクロスイッチを調達。
購入したのは、「D2F」「D2F-F」「D2F-01」の3種類です。
ほかにも「D2F-01F」などがあって、末尾に「F」が付くと、動作に必要な力が半分になります(1.47N→0.74N)。ほとんどのマウスは「F」付きで問題ないかと思いますが、しっかりとしたクリックも良いなと思い「D2F」に交換します。
複数買ったのは、今後もチャタリング修理してみたいと思ったので予備部品にします。
交換した結果
半田のやり方は割愛しますが、作業時間は15分ほどで完了しました。
チャタリングも完全に直り、クリック感もしっかりめになり、愛着沸くマウスになりました。
費用
今回かかった費用をまとめると
- マウス:Xtrfy MZ1 Wireless 2,980円
- マイクロスイッチ:D2Fx2個 260円
- その他:はんだやフラックスなど消耗品
合計で、「3,240円」+消耗品でメインスイッチの修理ができました。
半田ごてなどは元々持っていましたが、仮に買ったとしても初期投資は0からでも3,000~5,000円かと思いますので、十分に元は取れていると思います。
さいごに
ジャンクでなければ出会わなかったマウスですが、直してみると愛着がわき、VALORANTで使用してみると全く違和感がないので、しばらくメインで使用しています。出会いに感謝です。
中央のオプションボタンのみ、秋葉原では売っていなかったので、AliExpressで取り寄せ中です。完全に直ることが楽しみです。
それでは!ゆうまろほーむの住人「Yu」でした。
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