【ゲーミングマウス】ASUSのesports向けエルゴマウス「ROG Keris II Ace」は8KHz対応で、FPSで十分使える実性能!

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こんにちは、ゆうまろほーむの住人「Yu」です。

今回は、ASUSのゲーミングマウス「ROG Keris II Ace」をレビューします。

ROG Keris II Aceについて

ROG Keris II Aceは、ASUS社から発売されているゲーミングブランドROGのエルゴノミクス形状マウスです。

他のメーカーでもハイエンド級の下記の特徴を備えています。

解像度42000DPI
最高速度750IPS
最大加速度50G
ポーリングレート最大8000Hz(付属品で対応可能)
クリック耐久光学式 1億回(ROG 100M Optical Micro Switch)
バッテリー持続時間107時間(2.4GHz、LED消灯、1000Hz時)
寸法121(L)x67(w)x42(H) mm
重量54g (without dongle)
ROG Keris II Aceスペック(メーカー公式ページより引用:https://rog.asus.com/jp/mice-mouse-pads/mice/wireless/rog-keris-ii-ace/spec/
ROG Keris II Ace | Gaming mice|ROG - Republic of Gamers|ROG 日本
The 54 g ROG Keris II Ace ergonomic gaming mouse has a shape tested and approved by pro FPS players. It is equipped with...

重量、バッテリー、ポーリングレート、スイッチ、どれを取ってもスペック上は文句なしです。それでは実際に開封して見ていきましょう。

開封の儀

ゲーマーのためのパッケージ

本体パッケージ

本体パッケージはいかにも、「ROGらしい」赤と黒のパッケージで格好良いです。近年よく見る新興メーカーの中には茶箱の製品もあるため、一流メーカーらしさを感じられます。

本体パッケージ 下部

パッケージ下部にあるシールを2か所矢印の方向に引くと、封印シールが切れて開封できます。

開封したところ

外側のパッケージは封を切ると四方に開くようになっており、中にはブランドに関する紙が封入されています。中身は茶箱となっており、コストカットを上手くやっているなと感じました。

その下には、巾着に入った状態のマウス本体が現れます。

充実した付属品

マウスの下からは、保証書、ユーザーマニュアル、シール等が入った紙製の袋が出てきます。

袋には、ROGシール、交換用マウスソール、グリップテープが入っており、ROG製品ではおなじみのセットとなります。

USBケーブルは、Type C to Aが採用されており、パラコードのような非常に柔らかい素材が使用されているため、有線での使用も快適です。他には、USBエクステンダーと8Kドングルが付属します。

マットな仕上げでビルドクオリティは上々

ROGロゴの巾着の中からは、マウス本体が現れます。

全体的にマットな質感で、ザラザラしています。

本体側面

強く握っても軋みはなく、全体的なビルドクオリティは高いと感じますが、パーツの合わせ目のような線が見えるのは少し気になります。サイドボタンの大きさはやや大きめで、DeathAdderほどではありませんが、しっかりとした引っ掛かりもあって押しやすいです。

本体メインボタン

メインボタンは指が中央にポジショニングされるように緩やかなカーブ形状となっています。

本体裏面

標準のソールは四隅に貼り付けられていますが、付属品のマウスソールはかまぼこ型となっており、好みに合わせて貼りかえられます。とは言っても、一度貼り変えてしまうと同じソールが入っていないため、すぐに交換してしまうのは気が引けます。

8Kドングルを標準装備

8Kドングルは「ROG POLLING RATE BOOSTER」という名前で、2024年11月現在、国内ではKeris II Aceを買うことが唯一の入手方法となります。また、ホワイトモデルにはホワイトのドングルが付属します。

8Kドングルの接続方法は、写真のようにしても良いのですが、以下のような接続もできます。

  • PC – 8Kドングル – USBケーブル – マウス
  • PC – 8Kドングル – USBケーブル – エクステンダー – USBレシーバー

PCのに8Kドングルを直接さして、そのあとにUSBケーブルを接続すれば、有線状態でも8K状態となるわけです。ポーリングレート4K~8Kの最大の弱点はバッテリー持続時間なので、滑らかなUSBケーブルを使って常時8Kでバッテリーを気にせず使用することがこのマウス・またはASUSマウスの最大のメリットだと思います。

実際に触ってみる

側面にある斜めのスリット形状は指が程よく引っ掛かるため、グリップテープなしでも持ち上げる使い方ができます。

正面から見ると傾斜はありますが、極端に角度があるわけではないため、かぶせだけでなく、つかみ持ちやつまみ持ちも可能です。

USBケーブルの周辺のくぼみも大きいため、付属だけでなく幅広いUSBケーブルと互換性があります。(私はPwnageのケーブルを使っています。)

私は標準男性と比べて手は小さめですが、つかみ持ちで自然な位置に指を置いてみると、それぞれのくぼみにフィットして違和感なく操作できました。

また、指を立ててみても、メインボタンの中央やや後ろにポイントがあるので、クリックは問題なくできました。よほど指を立てるか、浅いつまみ持ちでなければクリックが重くなることも無さそうです。

同社他製品と形状の比較

ROG Harpe Ace Aim Lab Edition(左)、ROG Keris II Ace(中央)、ROG Keris Wireless(右)を並べたところ

本製品と、「ROG Harpe Ace Aim Lab Edition」、「ROG Keris Wireless」を並べてみました。

高さは、Keris II Aceが一番高いことがわかります。

Keris Wirelessとは長さはほとんど変わりません。Keris II Aceは中央が大きく出ているのに対して、Keris Wirelessは全体的に平らのため、フィット感はKeris II Aceの方が自然に感じます。同じ名前を使っていますが、完全に別物のマウスです。

Harpe Aceと比べると、Keris II Aceのほうがやや長さは短いことが分かります。Harpe Aceはお尻が高く、メインボタンも平たく長いため、手が大きい方のつかみ持ちに適しています。お尻が高いこともあり、手のひらが付いてしまうとメインボタンが遠くなってしまいます。一方でKeris II Aceはより万人受けする形状と言えるでしょう。

想定売価や性能から似ているマウスに見えますが、形状はやはり別物です。

横幅はKeris II Aceのほうが広いため、薬指や小指のフィット感がよく感じます。一方でHarpe Aceはしっかり両サイドから握りこめるため頻繁に持ち上げる使い方をする場合はHarpe Aceの方が優れるように感じます。

良いところ・気になるところ

購入してから1~2か月程度、VALORANTでメインマウスとして使用した所感です。

バッテリー持ちが良い

私は、VALORANTを常時ポーリングレート8KHzでプレイしており、2~3日で充電するというサイクルにしていますが、バッテリー切れは起きておりません。8KHzで1週間はさすがに持たないでしょうし、1日に10数時間プレイするのであればもう少し頻繁な充電が必要だと思います。

1日に数時間で2~3日は現実的で8KHzが維持できるなら十分すぎるバッテリー性能です。それに加えて本体重量54gなのですから、バランスが非常に良いと感じました。

形状が丁度よい

エルゴノミクス形状ではありますが、DeathAdderよりは高さがあり、G703hなどよりは低い、丁度良い形状が非常に気に入りました。

DeathAdder系だと平べったいため、薬指や小指の置き場所に困ったり、G703h系だと手が小さい私だとかぶせ持ちになってしまい、正確な動きがしにくいです。Keris II Aceは、それぞれの気になるところを潰せている及第点なマウスだと感じました。

これよりしっかりつかみたい場合はViper系、もっとしっかりかぶせたい場合はG502系にするなど、尖りすぎていないが故に「コレ」という選択肢にはなりにくいかもしれません。

ボタンのクオリティが高い

メインボタンのクリック感はしっかり目で、タップうちなど指切りに向いています。また、ボタンの作動点までの遊びもほとんど無いため、思った通りにクリックができます。

クリック音は高めで、音量は小さいので、小気味よく操作できます。どちらかというと、RazerやLogicoolのスイッチより、SprimeのPM1やATKのDragonflyシリーズに近いように感じます。

マウスパッドの補正機能

ASUSのマウスと言えば、Armoury Crateという統合ソフトウェアですが、アプリ上でキャリブレーションの項目を表示すると、同社より発売されているマウスパッドを選んで適切な補正を行ってくれます。

また、手動で調整する機能もついているなど、ほかの大手デバイスメーカーだとなかなか見ない機能があります。

私は他社製マウスパッドを使用しており、LoDやトラッキング精度も問題ないため適切に使用できておりませんが、すべてASUSで揃えたときに恩恵が受けられるというエコシステムは魅力的です。

メインボタンのスイッチ交換ができない

ASUS製マウスの最大の特徴といえば、ユーザー自身がスイッチを交換できることだと思います。チャタリングが起きてしまってもユーザー自身で解決したり、感触を変更することで操作感を向上させたり、カスタマイズができるマウスが多いのですがこちらのマウスは非対応です。

もっとも、光学式スイッチで1億回の押下に耐えられるスイッチを採用していたり、本体重量を54gまで追い込みながらも剛性のある筐体を実現するにはそういった機能をオミットする必要があると思いますので、トレードオフなのだと感じました。

特に「Ace」と名の付くモデルはesports向けモデルのため、コアゲーマーというよりは競技者に寄せた道具という意味合いが強いマウスなのだと思います。

さいごに

1万円台半ば~後半と、ライバルがひしめく価格帯ではありますが、安心できるブランドと確かなつくりから満足度の高いマウスだと感じました。

国内では、RazerとLogicoolの2強という状況ですが、両者ともに2万円を超えるモデルが多くなってきた中、相対的に安く購入できるこちらのモデルは魅力的です。

特に、重量54g、最大42,000dpi、そして何より付属品で標準8Kポーリングレート対応は最大の特徴です。自作PCでASUSパーツを使っているユーザーは、同じユーティリティで設定ができるため特にオススメです。

それでは、ゆうまろほーむの住人「Yu」でした。

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