こんにちは!
ゆうまろほーむの住人 Yuです。
今回は、メインPCで使用している水冷クーラーのファンをサイズの「WONDER SNAIL」に交換したので、レビューしていきます。
PCの構成と経緯
はじめに、現在のPCの構成をご紹介します。
パーツ種別 | パーツ名 |
CPU | intel Core i5 11400 |
マザーボード | ASUS ROG STRIX Z590I-GAMING WIFI |
メモリ | Crucial DDR4-3200 32GB (16GB×2) |
SSD | KIOXIA EXCERIA G2 (SSD-CK1.0N3G2/N) |
ビデオカード | ASUS ROG STRIX RTX3060 |
CPUクーラー | ASUS ROG STRIX LC 120 RGB |
PCケース | In Win A1PLUS |
今回は、こちらの CPUクーラー「ROG STRIX LC 120 RGB」(以下、「LC120」という)の付属ファンを交換します。
今回、交換しようと思ったのは、LC120付属ファンがうるさいからです。長らく使ってきて慣れてはきていたのですが、静かに越したことはありません。
Gentle TyphoonことADATAの「XPG VENTO PRO」が気になり買おうとしていましたが、使っていないファンがあることに気づいたので交換することにしました。
ファンのスペック比較
今回交換するファンは、サイズの「WONDER SNAIL 120 PWM (2400回転モデル)」(以下、WONDER SNAIL」という)です。
LC120付属ファンと WONDER SNAILを公式ページから引用して比較します。
LC120 | WONDER SNAIL | |
ノイズ | 37.6 dB(A) | 4 ~ 29.3 dBA |
風量 | 80.95 CFM / 137.5 m3h | 7.68 ~ 77.23 CFM |
静圧性 | 5.0 mmH2O | 0.05 ~ 3.59 mmH2O / 0.49 ~ 35.25 Pa |
引用元 | ROG STRIX LC 120 RGB | WONDER SNAIL 120 PWM |
スペックで比較すると、WONDER SNAILが静穏性に優れ、LC120付属ファンが冷却性に優れると読み取れます。
どちらも、静圧性・直進性が非常に高いモデルなので、CPUクーラーやラジエーターに向いています。
見た目の比較
LC120付属ファンと WONDER SNAILの見た目を比較します。
LC120付属ファンは、ARGBのライティングに対応しているため半透明のブレードですが、WONDER SNAILはブレードからラバーに至るまですべて黒で統一されています。
ブレード枚数は、LC120付属ファンが7枚、WONDER SNAILが9枚となっています。
止まっているときは、WONDER SNAILの方が高級感がありかっこいいです。同社の「KAZE FLEX」も性能から非常に売れ筋ですが、見た目はこちらの方が段違いに良いです。
光らないので、光物が好きな方向けではありませんが、私はこちらのファンの方が好きです。
ケーブルがスリーブケーブルとなっているのも好印象でした。
また、手で持った時に、WONDER SNAILの方がズッシリ体感で分かるくらいに重いです。重さ=冷却性能とは限りませんが、作りがしっかりしているように感じました。
ベンチマークと計測時温度
それぞれのファンを比較するために、以下の条件で測定しました。
- 負荷ソフト : CineBench R23 (10分ノック)
- 温度測定 : HWMonitor
- 室温 : 25℃
- マザーボードの設定 : i5-11400 PL1/PL2を95W、無制限
PL95Wで計測した理由は、ASUSのマザーボードはデフォルト値がPL無制限となっており、普段の使用時はゲームなど動作に支障が出ない範囲で温度を抑えるために 95Wに設定しているからです。
まずは、CineBench R23を10分ノックした最終スコアの比較です。
PL95W時、PL無制限時の両方とも、WONDER SNAILの方がスコアが高くなるという結果になりました。
いずれも、同条件でほとんど温度が同じで、サーマルスロットリングが発生しているようには見えませんが、誤差というには大きすぎる差が生まれています。
後述する温度は大きく変わりませんが、見かけ上の温度は同じでも、同じ電力をかけたときに目標温度に達しなければ性能をブーストするように設計されているのかもしれません。
次に、CineBench R23を10分ノックしたときのパッケージ最大温度の比較です。
PL95の時は LC120付属ファンの方が 4℃低くなっていますが、PL無制限時は同じ温度となりました。
つまり、冷却性能はほとんど変わらないという結論になります。
しかし、スコアで開きが出ているので、実は WONDER SNAILの方が冷えていて、性能を伸ばせているのかもしれません。
騒音について
今回一番改善したかった騒音については、WONDER SNAILの方が明らかに静かになりました。
しかし、WONDER SNAILには独特の回転音があり、低回転時はさほど気になりませんが中〜高回転時に「グワングワン」と軸がブレたような音が一定間隔で鳴ります。
じっくり聞いていると酔ってしまうような音で残念でした。LC120付属ファンも、若干そのような音は鳴りますが、WONDER SNAILの方が明らかに鳴っています。
口コミサイトでも、同症状の方がいらしたので、不具合でなく仕様と睨んでいます。値段も値段なので、精度の問題かもしれません。
また、ケースファンとして使用する場合はオススメできず、どうしても揃えたい場合は、同モデルの1,200回転を選択した方が良さそうです。
さいごに
WONDER SNAILは、昨年2021年5月に購入していたので、1年間眠っていましたが、活躍の場を作ることができ嬉しいです。
価格は 1,000円前後なので、揃えてもコストがかからないのが良いですね。
昨年は普通に在庫があって購入することができましたが、現在は品薄になっているようです。
DEEPCOOLなどから良さそうな新製品が出ていますし、選択肢の一つとして WONDER SNAILをオススメします。
前述したように、不快な回転音があるので、静音ケースで使ったり、PCを机の下に置くなど対策は必要です。
それでは!
ゆうまろほーむの住人 Yuでした。
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