CPU交換に失敗…。NEC VersaPro VJ22L/FW-Fの改造にチャレンジ!

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こんにちは!
ゆうまろほーむの住人「Yu」です。

最近は、PC熱が再燃しています。

今回は、NECのノートPC、VersaPro「VJ22L/FW-F」を購入して改造に試みたので、レポします。

※なお、パソコンの改造は自己責任です。メーカー保証も切れる可能性もあります。本記事は参考までによろしくお願いいたします。

購入したPCのスペック

今回、メルカリでジャンクPCを購入しました。

スペックは以下の通りです。

項目詳細
メーカーNEC
モデルVJ22L/FW-F
型番PC-VJ22LFWDF
CPUintel Core i3-2328M @2.20GHz
チップセットHM76 Express
メモリDDR3-1600MHz 2GB×2
ストレージなし
画面表示15.6インチ WXGA ( 1366×768 )
付属品ACアダプタ

値段は、送料込みで約6,500円でした。

画面に目立ったダメージはありませんでした。
キーボードとパームレストも綺麗でした。

このPCを改造ベースに選んだ理由は、チップセットがHM76で、IvyBridgeアーキテクチャであることです。

デフォルトで搭載されているi3-2328Mは、オフィス向けの安価モデルCPUです。

IvyBridgeのチップセットに何故SandyBridgeのCPUが?と思いましたが、発売されたのがIvyBridge搭載製品の製造時期なので、その製造ラインを流用していたからだと思われます。

そこに互換性のあるSandyBridgeのこのCPUを搭載して、低コストを実現しています。

メモリとストレージの換装は簡単。

※PCを分解する前は、ACアダプタおよびバッテリーを必ず外しましょう。

SandyBridgeやIvyBridge世代のPCは、HDDとメモリ交換用に蓋が用意されている製品が多いですが、このVersaProは裏蓋1枚でした。

裏蓋を開けると、すぐにストレージ、メモリ、DVDドライブにアクセスできるので、換装は簡単でした。

しかし、CPUへのアクセスが非常に悪かったです。
裏蓋を開けてCPUのヒートシンクは見えますが、余計なフレームのせいでアクセスできません。

CPUへアクセスするには、裏面から全てのネジを外して、キーボードとパームレストを外します。

マザーボードを裏返すと、CPUとヒートシンクにアクセスできます。

4コアのCore i7を用意しました。

CPUを交換していくのですが、今回選んだのは、「Core i7-3612QM」です。

以下の理由で、こちらのCPUを選びました。

  • i3-2328Mと同じTDP35Wであること
  • チップセットHM76に対応していること
  • せっかくなら4コアi7にしたい

ヤフオクで、約6,000円でした。
2020年現在から6年前のCPUにも関わらずいいお値段でした。

Haswell以降のノートPCは、CPUがハンダ付けされているので、CPU交換が楽しめるのはIvyBridge世代までだからでしょうか。

i3→i7へ換装するが…。

用意したi7-3612QMをVersaProに換装していきます。

左がi3 右がi7 ダイサイズが違います。

分解したマザーボードのCPUロックを外して、i3-2328Mを取り外し、i7-3612QMを載せてグリスを塗れば完了です。

電源を入れてBIOSを確認すると、きちんと認識しています。

しかし、ここからが問題で、BIOS以降に進めません。

OSインストール済みのSSDだったのですがWindows10のグルグル画面でフリーズしてしまいます。

USBフラッシュメモリーを挿して、Windows10のクリーンインストールを試みるも、こちらも最初のグルグル読み込むところでフリーズしてしまいます。

完全に詰みです。

Google先生を頼りに先人の知恵を頼りましたが、結局これといった原因は分かりませんでした。

BIOS画面でしばらく放置しても熱暴走になることもありませんでしたし、BIOS上ではCPUを認識しているので壊れているように思いませんでした。

NECのPCは、パーツに制約をかけていて、相性が合わないという報告をいくつか見つけたので、それが原因の一つではないかと思います。

結局、CPUの不具合の疑いがあるということで、ヤフオクで返品対応していただきました。保証のある安心できるストアから購入して良かったと心から思いました。

内蔵Wi-Fiの搭載にもチャレンジするが…。

CPUの交換には失敗しましたが、内蔵Wi-Fiはどうでしょうか。

こちらのVersaProはWi-FiとBluetooth非搭載のモデルです。

分解してmSATA端子と、アンテナ線があったのでWi-Fiモジュールの搭載はいけそうだ。

ということで、こちらもヤフオクで「intel 6235ANHMW」を約1,200円で購入し、搭載してみましたが、デバイスマネージャーで認識しませんでした。

mSATA端子にはしっかり挿さっていることを確認しましたが、何度やってもダメでした。

こちらもNEC特有の制約のせいでしょうか…。

さいごに

メーカー仕様のスペック上では、CPU交換できるだろうと思ってチャレンジしましたが、残念ながら失敗に終わりました。

例えば、同じモデルで、購入時カスタマイズでCPUを選べるPCは、そのリストにあるCPUでほぼ100%動作すると思います。

今回のVersaProは、カスタマイズもできませんし、元々の値段もかなり安いので、機能を絞っているような気がしました。

ノートPCのCPU交換は、デスクトップよりもロマンがありますが、ハイリスクだと改めて感じました。

もしCPU交換をする際は自己責任で行ってください。一切責任は負えません。

それでは!
ゆうまろほーむの住人「Yu」でした。

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